本を買う事の5つの利点
2017/08/08
近年、出版業界は縮小の一途を辿っています。
しかし、本を買う事の利点はいまだにあります。
出版業界
出版科学研究所のデータによるとピークの1996年より以降減少により、2012年は1兆7000億円という規模まで減少しております。(1兆円近くも減少、36%減)
これには、アマゾンなどの取次を介さない販売などが拡大することによるデータ上の減少もありますが、実際の規模自体も減少しているとみられています。
原因としては、インターネットの台頭により、情報を本から入手しなくとも手軽に調べることが出来るようになったり、コミック・書籍共に人気の本の売れ行きは好調ですが、棚差しされるような本は軒並み不振とのことです。
そこで、今一度、本を買うという事の良さを再確認したいと思い、まとめました。
本を買う事の利点は少なくとも5つあります。それは……
①読み返すことが出来る
小説にせよその他の書籍にせよ、借りたりして読んでいると、好きな時に読み返すという事が出来ません。
しかし、それが紙の本であれ電子書籍であれ、買っていると、昔読んだ本が本棚に並んでいる為、ふとした瞬間にでもまた本棚から懐かしい気持ちと共に、手に取って読み始めることが出来ます。
意外と再読してみると、以前読んだときには気が付かなかったことに気が付いたりと、思わぬ発見が出来たりします。
また、人の記憶というものは忘却されるもので、有名なエビングハウスの忘却曲線によると、1日たてば、その間復習も何もしていなければ、74%分も忘れ去られてしまうと言われています。
再読がしやすい環境を作るためにも、本を買うことはおすすめできます。
②いざとなれば売ることが出来る
買っていくことによって棚からあふれ、置き場所がなくなったり、スペースはあっても1度読んで、もはやこの本には再読する価値もない、というような本が容量を圧迫していたりというケースもあるかと思います。
こういった本であっても、その本は一度買っているのですから資産です。
つまり、インフレからデフレへと変わり始める局面、本の買い取り価格がまだ高止まりしているタイミングでありもうそろそろデフレになりそうだという時などに一括で売りさばくと、効率よく現金化することが出来ます。
ただ価値が大きく目減りするような本の場合は、価値が高いタイミングで先に売ってしまうのもいいかもしれません。
もしなにかお金に困ったら、売りましょう。その本は資産です。
③友達に貸すことが出来る
一番いいのは友人に買ってもらう事ですが、いきなり知らない本を買えと言われれば友達も「怒髪天、怒髪天」と区切るところも間違えるほど衝きまくるかもしれません。
そこでおすすめなのがこちら「貸出」。やり方は簡単。ただ、読んでほしいと伝え、食いつきそうなポイントを2つくらい挙げ、食いついたところに本を差し出す、というもの。
これにより、価値観を共有しやすくなります。つまり仲がよりよくなりやすくなります。
本を購入していれば、こういうこともできます。
他人にオススメしたい本などはためらうことなく買いましょう。
④所有欲を満たすことが出来る
とりあえずおいておきたい。
シリーズは揃えておきたい。
そういう気持ちがあるなら、買てみる、揃えてみると、なんとなくスッキリしますよね。
⑤友達にプレゼントすることが出来る
プレゼントというとあまり本はイメージされない方が多いです。
そこにはプレゼントというワードと本というワードが頭の中でリンクしていないからです。
出版業界の本全般のマーケティング戦略の中に「プレゼントに良い」というブランドエクイティの育成を項目として入れるべきであると個人的には思うほど、プレゼントとして本を人にあげることはオススメです。
友人などに気兼ねなくプレゼントするときの価格帯に本はちょうどよくて、その内容のバラエティの豊富さから、相手に合わせて買うという事も容易で、大きさも嵩張りすぎないので、プレゼントに本という選択肢を入れてみてください。
また、例えば、集中力が欲しいと友人が言っていれば、集中力をあげればいいのです。
つまり、「自分を操る超集中力」という本を友人にあげるのです。
こういった、無形のプレゼントを有形の本としてプレゼントするなどはいかがでしょうか。
本プレゼントのススメでした。
まとめ
いかがだったでしょうか。
本を買う事には様々な利点があります。
参考に少しでもなればいいなと思い書きました。
以上、本を買う事の5つの利点でした。