時間とお金のどっちの方か価値がある?時間はお金で買えない。
2016/11/13
目次
時間とお金、どっちが価値があり、どっちが大切ではないのか。
「時間」は「お金」で買う事は難しいです。
そのことについてです。
お金を時間で買っているのか?
現在、ほとんどに人たちが自身の時間の自由を会社なりなんなりに渡すことによって対価として「お金」を得ています。
例えば、一般的な会社員は一日の内の8時間を会社に渡し、自分の自由な時間の8時間を失う代わりに月収なりなんなりを得ています。
ここで、問題となってくるのは基本的には時間は失われておらず、その渡した時間の自由を失っているので、権利は放棄しているものの経験は得ています。
つまり、そもそもの現在様々なところで言われているように「お金で買っている」というのは一部は正しいものの、一部は間違っているという事になります。
なぜなら、そこで失われたかのように見える時間は、とめどなく流れているからです。経験などの様々なその仕事に付随するものを金銭と共に得ています。
ですが、時間を自由に使う権利は制限されます。
つまり、「時間を自由に使う権利」を渡すことで「お金」を得ています。
時間はお金で買えるのか?
これも一般的に人気な例えで言えば、飛行機・新幹線などのものを使う事によってその移動にかかる時間を削減できているので、時間は買える、という例があります。
これは例が一部では間違っています。
この場合、例えば、移動に50分かかるところを何かの手段(車など)によって10分に短縮したとします。これで、40分削減された、すなわち40分を買うことが出来るというのがこの例の考え方です。
果たして、本当に40分を買うことが出来ているのでしょうか。
これでは買えていないと思います。時間は止めどなく流れています。
50分の徒歩の間は何もしていないのでしょうか?
何かを考えることもできますし、景色を楽しむなんてことが出来ます。しかし、タクシーで移動したときは確かについてからの40分を本を読んで過ごすことが出来ます。
すなわち、行動の自由を買っているのです。
時間をお金で買う方法
しかし、時間をお金で買う方法も今後なくはないです。
時間でお金を買う、その方法は、
限りなく速く移動するという方法です。
相対性理論によると、高速で移動する物体は静止している物体よりも時間の流れが遅いです。
つまり、時間は買えます。そんな形で買うことを良しとするのでしたら。
基本的には自由だけを買いましょう。
時間とお金どっちが大切?
時間とお金どっちが大切なのか?
時間を自由に使う権利を明け渡すことによって得るお金には人によって幅があります。
ある経営者は数分で一般人の何倍ものお金を得ることが出来ます。
不労所得を得ている人たちは、それが本当に労働に基づいたお金であるかどうかは考えないといけないものの、何もせずお金を得ています。
そういった意味では、お金を得るために費やされる時間の自由には個人差があります。
それは一概にはその個々人の労力とイコールではありません。もちろん支配層にいる人たちは労働力を借り受けることによって、1人では生めないだけの付加価値を作り出し、その余剰分を得ているのでより効率的に富を得ています。
では、時間とお金の話に戻るとどっちが大切なのか。
ここで「5年の自由な時間」と「5年分の労働で稼ぐことが出来るお金」のどちらかがあったとします。
どちらを選びますか?
おそらくほとんどの人は「5年分の労働で稼ぐことが出来るお金」を選ぶのではないでしょうか?
何故なら、時間(の自由)でお金を買うには労働(付加価値を生む行動)が必要になります。
しかし、お金で自由な時間を買う、すなわち「5年分の仕事をしない自由な生活」を買うのは比較的簡単に行えます。
こう見てみると、お金の方が大切なんじゃないかな? と思えてきます。
しかしまだ、どっちが大切か?の問題の真の答えは明確になりません。
それは、生活水準など様々な問題がここに含まれてくるからです。
一概に言えないのはそこにあります。
例①1年間に使うお金(生活水準)
例えば、
ある人物は年収5000万でした。この人物は年間で500万しか使わないとします。
するとこの人物は自身の自由な時間を1年の労働で10年分も買えてしまいます。
こうなってくると、もちろん人生というものは短いので、時間をお金で買ったほうが有意義な人生を送ることが出来ます。
10年働いてアーリーリタイヤすれば人生の質は高まると思います。
基本的には時間とお金、どっちが価値があるかというと、お金の方が価値があります。
時給900円の人の1時間より900円の方が価値があります。それは労働を挟まないといけないからです。
例②ある仕事
そもそもお金は「時間の自由」と「労働」を渡すことによって得ていましたが、これらがすべて自分に返ってくるケースもあります。
それが「好きな仕事をしている」という場合です。
その場合、「もし自由な時間があった時にする行動」と「仕事」が一緒なので、ただただお金だけが入ってくることになります。
仕事が大好きな人たちもここに含まれます。
こうなった場合、「自由な時間を失う」という部分がないために、どちらに重きを置くかというと自由な時間は特にいらないために「お金」だけが溜まっていきます。
一番理想的かもしれないですね。
例外
ここまで、すべてにおいてお金の方が価値があるように書いてきましたが、そうではない可能性もあります。
繰り返しになりますが、個人のスペック(もしくは環境)によって、時間の自由に労働を掛け合わせたときの対価の「お金」の金額が違います。
つまり、この「倍率」をあげない事には、多くのお金が手に入らないという場合があります。
最初に、「5年の自由な時間」と「5年分の労働で稼ぐことが出来るお金」のどちらがいいですか? となった時に、「5年の自由な時間」を選ぶ場合があります。
それは、「5年分の労働で稼ぐことが出来るお金」では自身の生活水準に照らし合わせた時、「5年の自由な時間」を買えない可能性があるという事です。
極端な話、5年年収100万で500万では5年を生活できないという時です。
この場合、生活水準を落としながらなんとか生きて、時間とお金を少しづつトレードしながら、この「倍率」をあげることに時間を費やすことが必須になってきます。
バランス
要は、バランスだと思います。
自身の生活水準、今現在の仕事内容で失われている自由のレベル、労働をお金に換えた時のレバレッジ。
そういったものは人それぞれだと思います。
誰かは「お金は使ってこそ価値を生む」と言いました。
そこまで言い切るのはどうなのかとも思いますが、方向性は良いように思います。
さいごに
では、お金と時間、どっちが大切なのか?
私なら、最大限に「時間の自由」を得ることが出来るだけの「お金」を「時間の自由」を明け渡すことによって得ようと思います。
そういった意味では様々なものに化けることが出来る「お金」には価値がありますが、本質的にどちらを求めるのかと言われれば「自由な時間」なのかもしれませんね。
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